櫻井 祥行 | さくらい よしゆき
経歴:
静岡県立韮山高等学校、立命館大学文学部を卒業後、昭和60年に静岡県立高等学校教員として採用。平成元年から9年間、静岡県史編さん調査委員として、県東部・伊豆地域の資料調査を担当。
その後は地元の文化財保護審議会委員として今日に至っている。
この中で顕彰碑を中心とした近代石碑調査に取組み、以来20年以上にわたり、碑文研究(金石学)を続けている。
また、長年、ボランティアで伊豆地域の旧家の古文書(近代)調査を続けるとともに、
石碑や文書史料を基礎とした論文を報告している。
史料研究の成果は、『伊豆長岡町史』や『大仁町史』といった自治体史編さんにおいて報告する一方、
自ら伊豆半島をフィールドワークした悉皆調査報告書を『伊豆碑文集』(私家版)として北豆・中豆編、東海岸編及び西海岸編にまとめた。
これは地方史研究の貴重な資料となり、学校教材として利活用されている。
平成26年には、静岡県全体の国際交流史を『静岡と世界』としてまとめ、この中で碑文研究の成果を盛り込んでいる。
記念碑はその時代の様々な出来事を碑文として記録したものであり、地震(大正12年の関東大震災、昭和5年の伊豆震災)や水害(昭和33年の狩野川台風)被害の慰霊碑・供養碑の調査は、自然災害への対応の警鐘となった。また、韮山反射炉碑の分析は、反射炉築造過程を知る資料として世界文化遺産登録のための活動の一助となった。
近年は伊豆半島ジオパークと関連して、自然災害碑についての報告・講演を行っている。
活動歴:
主な著書、論文等平成10年:『狩野川碑文集』(私家版)
平成14年:『伊豆と世界史』(批評社)
平成16年:「近代石碑から読み解く田方の歴史」(論文・論考)
平成18年:『静岡県の歴史散歩』共著(山川出版社)
平成26年:『静岡と世界』(羽衣出版)
平成26年10月~27年6月、28年9月~29年5月:「伊豆碑(いしぶみ)巡り」(伊豆新聞・伊豆日日新聞連載)
平成29年:『地域から考える世界史 日本と世界を結ぶ』共著(勉誠出版)