藤中 知幸 | ふじなか ともゆき
経歴:
東京都足立区出身。静岡県立清水南高等学校卒業後、1997年鳥羽漆芸・鳥羽鐐一氏に弟子入り。2010年に独立し、「漆器製造販売藤中」を設立、工房を開く。一点物のオーダーメイド作品から、企業とのコラボ商品の制作まで、塗師屋(ぬしや)として活動中。2022年からは「駿府の工房匠宿」の「木と漆」工房長に就任。
活動歴:
漆芸は販売ルートの減少や材料確保、後継者問題等様々な課題を抱えるなかで、20年以上の経歴を持つ気鋭の漆芸家として活躍している。「作家」と「職人」の二つの顔を併せ持ち、作家としては、Design Intelligence Award Best100(中国)や工芸美術日工会展日工会賞などを受賞し、その技量と才能が評価されている。また、職人としては企業とのコラボレーションや受注など、制作、営業、販売などの役割を自身で担い、活動の場を広げている。
イタリアミラノ、中国杭州市、台湾など海外での作品発表も精力的に行い、日本の漆芸美術の魅力を海外に伝えている。
工芸団体の運営にも積極的に参加しており、2011年に静岡市立美術館の開館記念として「東海道五十三次ひとめ図」の制作に静岡漆器工業協同組合の一員として参加している。その後、静岡漆器工業協同組合副理事長や静岡県工芸家協会常任理事に就任し、地域の活性化にも貢献している。また、静岡市を中心に活動する若手工芸作家の会「するがクリエイティブ」では、会長を務めた後もリーダー的存在として、若手の育成に注力している。
2022年からは「駿府の工房匠宿」の「木と漆」工房長として、漆文化の普及育成に務め、利用者拡大にも貢献している。
■主な受賞歴
2013年 グッドデザインしずおか 大賞
2021年 静岡市芸術文化奨励賞
2022、2023年 工芸美術日工会展日工会賞
リンク:
駿府工房 匠宿:https://takumishuku.jp作品/活動:
駿河漆器・七人の塗師展(匠宿伝統工芸館2022.12) 壁掛け『煌(きらめき)』 立体『雙(たぐい)』