杉田 達哉 | すぎた たつや

受賞年:平成25年 (2013)

分野 :, ,

名前 :杉田 達哉

かな :すぎた たつや

経歴:

静岡市生まれ
県立静岡高等学校、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業
常葉学園大学(現常葉大学)教授

活動歴:

平成10年の第1回個展(銀座・ギャラリー舫)以来、公募団体等に属さず、現代美術で著名な京橋「ギャラリー椿」を拠点に作品を発表するなど独自の活動を行っている。
唯川恵氏の直木賞受賞作「肩越しの恋人」を始め、小川国夫氏、曽野綾子氏、遠藤周作氏等の著作30作以上の装丁に作品が起用され、平成20年には美術雑誌「銀花」(文化出版局発行)の「特集・もっと自由に-クリエーターたちの2008」に取り上げられた。
また、「イメージフォーラムフェスティバル」などのポスター制作や、小沢書店発行の月間総合誌「ぷりいず」のアートディレクションを担当。日本印刷産業連合会主催「全国カレンダー展」においては、昭和56年に総理大臣賞、55年、57年に文部大臣賞を受賞した。
平成5年に振興組合紺屋町商店街の依頼により、駅前の紺屋町エリアでサイン計画を2年間かけ起案・実施し、地域の活性化を支援している。この計画は「SDA賞奨励賞」(日本サインデザイン協会主催)を受賞した。
また、平成24年には、静岡の文化遺産である「駿河版銅活字」の継承と普及を目的とし、CCC(静岡市クリエーターセンター)にて「活版2012活字とタイポグラフィ展」を開催し、同時に講演会「徳川家康と駿河版銅活字」を実施した。
また、平成18年から常葉学園大学(現常葉大学)で教鞭をとっており、デザイン教育に力を注ぎ、「地域社会と連携したデザイン教育の研究と実践」案は、文部科学省選定事業として採択され、平成19年から22年の4年間、常葉学園大学の学生とともに実践してきた。その結果、毎年活発に学生作品の研究発表展が静岡県内外で行われ、選定事業を外れた今でも活動は継続中である。その他、静岡科学館「る・く・る」、体験工房駿府匠宿での版画印刷体験や、子どものためのワークショップなど、多彩な活動をしている。